2024年度 (2024年4月~)

2024年5月18日 第80回日本助産師学会参加記

しわしわのポスターとともに。

博士後期課程の中村です。5月18日(土)に東京の一橋講堂で行われた第80回日本助産師学会に参加し、ポスター発表しました。日本助産学会ではなく、日本助産「師」学会。前日には助産師会の通常総会も開催され、臨床助産師の方が多く参加されている印象でした。6年ぶりに叶った対面開催だそうです。

学会のテーマは異次元の少子化社会に必要な助産師とは-助産師活動の多様性を考える-です。

母親も助産師も多様な生き方をする時代、イノベーションを図りつつ(変わる)、観て聴いて触れて語りかける助産師の目と手と耳と声は変わらない、という基調講演が印象的でした。「普通」がないこの時代は、助産師の基盤を大切しつつ、自ら考えて革新する助産師が求められるのかなぁと思いました。

発表方法は口演はなくポスター発表のみ。掲示して自由にディスカッションする形式だと思っていたら、7分の発表があることを現地で知りました。おまけに、持参したポスターはくっきり畳みジワ付き(帰路で蝦名先生に報告メールをしたら、「ポスターしわしわですね。」と即ツッコミが。笑!)。そういえば、演題登録のきっかけも締め切り直前の閃きでした。

結果、いろいろと吹っ切れて、オーディエンスの方と近い距離感で発表できた気がします。その成果?かはわかりませんが、臨床的な質問をたくさんいただき、この学会で発表させてもらえた良さを感じました。「実践報告」の発表も多く、助産師の活躍の幅広さに多くの刺激をいただきました。

恩師の先生、大学の同期たち、勉強熱心な臨床助産師の方、助産学生さん、それぞれの助産師人生に触れ、ポスターはしわしわでしたが、心はぽかぽかな学会参加でした。

博士課程の間に、私自身がまさに追究したいテーマだなぁと思いました。
半年ほど前に開業した麻布台ヒルズで前夜のひとときを楽しみました。

↓ 2023年度へ続く