大学院修士課程 助産学科目群 2022年3月修了
竹内 瑞季 さん
この度、修了生の声を書かせていただき、まことに光栄に思います。
私はもともと助産師になるつもりはなかったのですが、母性看護学の講義や実習で命の誕生に触れていくうちに、助産の世界に感動し、助産師になりたいと決心しました。また、もともとやりたかった研究を大学院でやりたいと思い、本学の大学院に進学しました。
大学院入学当初は、助産という厳しい環境で、そのうえ同期がいないという状況の中で2年もやっていけるかどうかとても不安でした。しかし、教員の方やお世話になった講師の方、実習先の助産師の方がとても丁寧にご指導くださり、一人でも乗り越えることができましたし、心身ともに大きく成長することができました。また、大学院に進んでより専門的な分野を学習していくにあたり、講義や実習がとても刺激的で、たくさんのことを学べることができました。そして、実際に就職して、大学院で学んだことがとても生かされていると常々感じています。
研究では、私は産後うつ病に関して、全国調査を行いました。最初は研究をどう進めたらいいか分からなかったですが、毎週のミーティングで先輩の話を聞いたり、他の科目群の同期の話を聞いたりして、どういう風に進めたらよいか、どういう内容にしたらよいかが徐々に見えてくるようになりました。また、ミーティングでは、先輩や教授が具体的かつ丁寧にご助言してくださるので、もちろん自分で考えることもたくさんありましたが、研究の方向性が次第に見えてきます。
大学院は自分自身を大きく成長させ、研究者としても多くの経験ができる場所だと思っています。素敵な出会いもたくさんありますし、楽しいこともたくさんあります。また、助産はとても奥深く、魅力的な世界だと思います。実習と実際に働いてみてとは違いますが、命の誕生に巡り会えるのは助産にしかない魅力だと思っていまし、何度立ち会っても感動します。助産学科目群に少しでも興味がある方は、ぜひ一度、研究室の方を見学したり話を聞いたりしてみるといいと思います。(2023年 3月 記)
