2024年度 (2024年4月~)
2024年12月6日 看護研究 研究報告会
学部4年生の研究報告会が、12月6日に開催されました。研究内容をまとめたあとで、発表練習を繰り返し行ってきたので、満足できるプレゼンテーションになったことでしょう。終了後の写真ですが、みんなとても良い表情です。13日までに最終版論文を提出して、2023-2024年 看護研究ゼミは終了します。1年間お疲れさまでした!
2024年10月25日~11月6日 恒例のゼミ写真を撮影しました
今年は、紅葉・黄葉が遅いようで、金葉祭(10月26-27日)を過ぎても彩りが鮮やかでした。それぞれミーティング後に3日に分けて撮影をしましたが、天気に恵まれた日、曇り空で寒かった日などいろいろでした。ただ、どの日もインバウンドの観光客であふれていました。
10月25日(金曜日)金葉祭前日、この日が暖かくて(コートいらず・・・)楽な撮影日でした。
11月6日(水曜日)午前中、クリーティークの後で撮影しました。日差しが少し出てきてよいタイミングでした。
10月28日(月曜定期ミーティング日)は朝から雨で撮影できず、11月5日にようやく撮れました。肌寒い午後でしたが、メンバーの熱さが伝わってきます。
2024年10月18~19日 第65回日本母性衛生学会参加記
宮崎市で開催された第65回日本母性衛生学会に参加してきました。教室から5題の口演発表を行いました。
発表者のうち、生田さん、金内さん、和高さんは今年3月の修士課程修了生です。それぞれ忙しい仕事をやりくりして宮崎へ駆けつけてくれました。実は、春の抄録締切の時点では、M2院生は調査研究を始めるくらいのタイミングであり、在学中に発表することができないのが悩みでした。しかし、彼女たちの発表を通して新たな気付きがありました。臨床に出て半年を経て、それぞれ自分が修士時代に行った研究を、すでに違う視点でみることができていることがわかりました。質疑応答においても、現場で日々実感していることが活き活きと語られていました。次年度も、今回のような形でぜひ発表を続けていきたいと思います。
現地教室呑み会は、みやざき地頭鶏三昧で、本場霧島焼酎がとても進みました。さて、今回の会場となったシーガイヤコンベンションセンターですが、市街地から離れていて利便性は良くないと感じました。市街地から学会場までのシャトルバス運行も用意されていませんでした(路線バスは1時間に1本程度!)。また、不発弾で有名になった宮崎空港です。19日深夜から20日にかけて不発弾処理を行うとのことで、搭乗予定便は欠航となり、振り替えましたが帰れるのでしょうか・・・・・。
ともあれ、参加の皆さん、たいへんお疲れ様でした。来年は東京開催なのでアクセスは心配ありません!(蝦名 記)
2024年10月12日 第54回北海道母性衛生学会が終了しました
教室所属の大学院生、スタッフで運営した学会が成功裏に終了しました。学会の様子はこちらからご覧ください。すべての写真は羅先生の撮影によるものです。
2024年10月5~6日 第38回日本助産学会参加記(受賞)
博士後期課程の中村真弥です。10/5(土)-10/6(日)にオンライン開催された第38回日本助産学会学術集会でポスター発表し、優秀演題に選出いただきました。
発表した演題は、「銀製乳頭保護器の使用下における授乳期乳頭の経時的変化の検討」です。
この研究は、私が修士課程から温めてきた念願のもので、まだ日本では普及していない銀製の乳頭保護器を用いた介入研究です。銀製の乳頭保護器は、修士課程在学中に海外文献で見つけ、当時の指導教員の先生と大興奮しました。すぐに輸入しましたが、当時は臨床現場で使用実績のない新しい対処法を研究的に導入するにはハードルが高く、効果の判定方法も確立されていない状況で、数年間は細々とした普及活動を続けてきました。
発表した演題は、「銀製乳頭保護器の使用下における授乳期乳頭の経時的変化の検討」です。
この研究は、私が修士課程から温めてきた念願のもので、まだ日本では普及していない銀製の乳頭保護器を用いた介入研究です。銀製の乳頭保護器は、修士課程在学中に海外文献で見つけ、当時の指導教員の先生と大興奮しました。すぐに輸入しましたが、当時は臨床現場で使用実績のない新しい対処法を研究的に導入するにはハードルが高く、効果の判定方法も確立されていない状況で、数年間は細々とした普及活動を続けてきました。
その後、臨床助産師の方に銀製の乳頭保護器の効果を実感していただく機会が増え、市内の産婦人科クリニックに研究協力を得て、研究を進められることになりました。研究の特性上、「入院中に毎日写真撮り続ける」必要があり、産後間もないお母さまたちと研究協力施設のスタッフのみなさまのご協力で実現できた研究です。
振り返ると、評価指標の作成、研究資金の獲得、データ収集方法の検討、研究依頼・研究説明、研究協力者の倫理研修など、長い研究プロセスがありました。この研究を通して、私は「助産師として、助産実践の場で、助産の臨床に即した研究を」という助産学の研究者として大切にしたい思いを一歩進めることができたと感じています。そして、学会発表と受賞を通して、少しでも多くの助産師のみなさまにこの研究を知っていただく機会となったことが、とてもうれしいです。
臨床実践のつながりから、多大なご支援をいただいた産婦人科クリニックの皆さま、産後間もないなか写真撮影にご協力くださった55名のお母さま、この研究の実現をずっと応援してくださった安積先生、研究指導いただいた蝦名先生に感謝申し上げます。
2024年8月24~25日 第43回日本思春期学会参加記
こんにちは、博士後期課程の大川です。8月24、25日に神戸で開催された思春期学会に参加してきました。
学会テーマは「思春期の人々の力を信じ、健康を支援する」です。思春期学会に入ったのは博士後期課程での研究テーマが小学生を対象としているからですが、まさか自分がこのような学会で発表することになるなんて、2年前(博士課程進学前)まではまったく想像もつきませんでした。人生って何が起こるかわからないものだな、と改めて感じました。
学会発表も数年ぶりのことで勝手がわからないまま臨んだのですが、会場の雰囲気は和気あいあいとしていて、医療、教育、行政などの垣根を超えた多様な交流がみられました。口演で積極的に質問されている方が、私が学生時代(約20年前)に使用していたテキストの執筆者だったのですが、『タモリさんって本当にいるんだ』に似た感覚を抱きました。また、思春期の健康について考えるこの空間にその方と一緒に自分がいることが、とても不思議で夢のような気分にもなりました。
一日目は聴講側に徹して、スライドや発表方法を参考にしながら明日の発表のイメージを膨らませていました。どの講演・口演でも、思春期の健康支援に向けた様々な取り組みが行われていて、学会を通して全国に広がる可能性を感じ、自身の野望にも再度火が点きました。特別講演では午前中から涙涙で、かと思えばランチョンセミナーではくすっとするどころか場内が笑い声に包まれるほどで、それぞれの講話が大変興味深く、心に強く響きました。そして二日目にやっと!念願の!!蝦名先生との初対面が実現し、ようやくご挨拶することができました。(会場内できょろきょろしながら蝦名先生らしき人を探して、別人の方に「蝦名先生ですか?」と声をかけてしまったのはここだけの話)発表後には私の研究テーマに興味を持ってくださった方から「論文を読みたいです」や、「一緒に活動したいです」と言っていただけて、自分の研究や研究で実現したいと考えていることを共有できることの喜び、感動、わくわく感が押し寄せてきました。
博士後期課程進学後一回目の学会は、対面だったからこそできたことが多くあり、自身のステップアップになったと感じました。そんな今回の学会発表が実現できたのは家族の協力が大きいです。一週間各々別の場所で過ごしてくれた家族に感謝を込めて。
2024年7月22日 修士課程中間報告会
助産学科目群 修士課程2年の飯島鈴愛です。7月22日に修士課程看護学コースの中間報告会がありました。
私は、「大学生の妊孕性の認識とその関連要因についての検討」というテーマで、全国の大学生男女を対象に質問紙調査を行っています。2月に参加した研究計画発表会から約半年が経ち、当時は計画段階でしたが、現在は調査期間がもう少しで終了するというところまで進み、中間報告会では、研究の背景と概要、そして現在の進捗状況について発表しました。報告会では他の学生の半年間の進捗も知ることができ、私ももっと頑張ろうと奮い立たせられました。
私たち助産学科目群の学生3名は実習と並行しながら研究活動を進める日々を送っており、発表会の数日前まで実習中だった学生もいましたが、先生やゼミの皆さんのご指導・ご助言を受けながら無事に中間報告会を終えることができました。今月で3名とも全ての実習が終了し、今後は研究活動と国家試験の勉強に集中していくことになります。これからも同期で支え合い、先生やゼミの皆さんにも力をお借りしながら、残りの学生生活を全力で駆け抜けていきたいです。
2024年5月18日 第80回日本助産師学会参加記
博士後期課程の中村です。5月18日(土)に東京の一橋講堂で行われた第80回日本助産師学会に参加し、ポスター発表しました。日本助産学会ではなく、日本助産「師」学会。前日には助産師会の通常総会も開催され、臨床助産師の方が多く参加されている印象でした。6年ぶりに叶った対面開催だそうです。
学会のテーマは異次元の少子化社会に必要な助産師とは-助産師活動の多様性を考える-です。
母親も助産師も多様な生き方をする時代、イノベーションを図りつつ(変わる)、観て聴いて触れて語りかける助産師の目と手と耳と声は変わらない、という基調講演が印象的でした。「普通」がないこの時代は、助産師の基盤を大切しつつ、自ら考えて革新する助産師が求められるのかなぁと思いました。
発表方法は口演はなくポスター発表のみ。掲示して自由にディスカッションする形式だと思っていたら、7分の発表があることを現地で知りました。おまけに、持参したポスターはくっきり畳みジワ付き(帰路で蝦名先生に報告メールをしたら、「ポスターしわしわですね。」と即ツッコミが。笑!)。そういえば、演題登録のきっかけも締め切り直前の閃きでした。
結果、いろいろと吹っ切れて、オーディエンスの方と近い距離感で発表できた気がします。その成果?かはわかりませんが、臨床的な質問をたくさんいただき、この学会で発表させてもらえた良さを感じました。「実践報告」の発表も多く、助産師の活躍の幅広さに多くの刺激をいただきました。
恩師の先生、大学の同期たち、勉強熱心な臨床助産師の方、助産学生さん、それぞれの助産師人生に触れ、ポスターはしわしわでしたが、心はぽかぽかな学会参加でした。
↓ 2023年度へ続く